翌朝、車でポカラからサムロン、3時間くらいで着く。

途中、山道に入ると車一台しか通れない細いところがあり、そこで登る車と下る車が

詰まってしまう。結構な時間動かないので、最初は崖崩れがあって通れなくなって

いるのかと思ったのだが、登りと下りのドライバー達がああだこうだと言いあいながら、

なんとか通れるようにしている。これは帰りも同じだったが、交通整理がいるわけでも

ないのに不思議となんとかする。カトマンズ市街での運転もそうなのだが、

ここを通るのか? ここすれ違うの? というところをネパール人達は怒鳴りあうことも

なくやってのける。ネパール人は日本人より大人かもしれぬ。

DSC_3424
 途中のチェックポイント、ここでトレッキングの手続きをする
DSC_3570
 これは帰りの写真だが、途中すれ違いの出来ないところで30分くらい待つ。
 このあと下から車列が登ってきた。それが通り過ぎたら今度はこちらが下る。

サムロンで車を降り、ガイド1人、ポーター1人、我々2人のメンバーでトレッキング開始、

大きな吊り橋で川を渡り、対岸の尾根を少し登るとジヌー、ここで昼食を摂り、

チョムロンまで登る。

標高差で400mほど登るのだが、その大部分が階段。

アンナプルナのトレッキングは下半分は階段が多い。

下から見上げると尾根に延々と階段がついているという感じで階段の上が見えない。

アンナプルナの階段に比べれば金刀比羅さんの階段などお子様向けの階段である。

DSC_3426
 サムロン、ここから下っていって吊り橋で川を渡る。
 向こうにアンナプルナが見える。
DSC_3428
 吊り橋
DSC_3429
 結構長い吊り橋

ふうふう言いながら登り終えてとりあえず今日はチョムロンのロッジで泊まり。

この日は曇りだったが、その夜から雨が降ってきた。

明日以降の天気予報はかんばしくないみたいで、

ガイドが「今年のヒマラヤの天気はおかしい」と言っていた。

夕食のあと、庭にいたら「日本人ですか?」という綺麗な声が降ってきた。

上を見ると2階にいる若いネパール人の女性だった。

そのあと、その子とその仲間達と少し話したが、彼女は1年ほど日本にいたらしい。

ネパールは外国への出稼ぎの多い国で日本にも結構働きにきている。

だからたまに日本語を少し話せるネパール人に会うことがある。

ちなみに彼女と仲間達はアンナプルナBCまで行って降りてきたらしい。

いろいろ聞くと若いネパール人のトレッカーは、欧米や日本からのトレッカーが

一週間くらいかけて歩くアンナプルナBCまでのトレッキングを、34日程度で

歩くらしい。最後に「おやすみ」と言ってテーブルを離れたら「おやすみなさい」という

綺麗な日本語が返ってきた。

DSC_3438
 チョムロンのロッジ
DSC_3439
 周囲はこんな感じ、段々畑がかなり高いところまである。

翌日、小雨降るなかバンブーへ。昨日、吊り橋で川を渡ったのに再び尾根の反対側に

降りて川を渡り、向こうの尾根に登り返す。ランタン谷と違ってアンナプルナは

登り下りが多い。ここでも上が見えない階段である。

ずぶ濡れでバンブーに着いたら、なんと宿が取れていないとガイドが言う。

どうも、このバンブーの宿泊がアンナプルナトレッキングの鬼門であるらしく、

予約しておいても団体ツアーが入ってくるとそちらの方を優先してしまうらしい。

ま、経常的に客を連れてくる団体ツアーの方が大切ということなのだろう。

ガイドとポーターで手分けして他のロッジもあたるのだが、どこも一杯。

次のドバンまで登るしかない。

ずぶ濡れで疲れていたが、バンブーから一時間半、雨に打たれて登る。

ドバンでは幸い部屋が空いていて泊まることが出来た。

空いていなかったらどうする気だったんだ(^^;?

翌朝起きて外に出ると、前の日は雨で見えなかったが、

晴れるのか曇ってゆくのか分からない微妙な空の向こうにマチャプチャレが見えた。

DSC_3448
 ドバン マチャプチャレの双耳峰が微妙に見える