金継ぎを頼んでそのあとは金沢へ。
金沢城の桜は場所によって違ったが五分咲きくらい?
二回ほど来たことがあるのでさくっと桜を眺めて七尾に向かう。
家族から、金沢に行くなら普段使いの器を買ってきてくれと頼まれていて、
同じ買うなら地震で影響受けたところで買った方が少しでも応援になるかと、
七尾に向かったのである。

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 金沢城の桜

金沢あたりは地震の影響はなさそうだが七尾あたりからは地震の影響があるみたいで、
立ち寄った漆器店も仮店舗での営業だった。
輪島塗と山中塗、九谷焼などが置いてあったが、
気に入ったのは山中塗。
どうも優雅な輪島塗より木の地を生かした山中塗の方が自分の好みには合っている。
ということで、山中塗の汁椀と九谷のマグカップを購入。
ちなみに息子は輪島塗のぐい呑みを買っていた。

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 普段使いに買った山中塗の汁椀 木の木目が生かされていて気に入った。

そのあとは富山の氷見へ。
氷見の温泉に泊まり、夕飯は氷見の美味しい寿司を食おうというわけで、
ネットで調べた「すしやの城光」にホテルから歩いて行く。
海岸沿いの道を歩いていくのだが、ブルーシートのかかった家が結構目に付く。
「危険」と書かれた張り紙のされた家もあり、壊れた家を取り壊したらしい更地もある。
地震の影響がかなりあるようだ。

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 ホテルの窓からの氷見の街並み。
 ここから見える範囲では地震の影響は見えないが、
 北の海岸沿いの道を歩いていくとブルーシートで覆われた家が目に付くようになる。

寒い中20分ほど歩いて城光に着く。
カウンターに座り、刺身をつまみに酒を飲み暖まってから寿司を頼む。
醤油を使わずに食べる寿司でなかなか美味しい。握りも小さすぎず大きすぎず程よい。
寿司を食べながら大将から氷見の町のことも聞く。
やはり地震の影響でこのあとも取り壊す家が増えるそうで、人も減るだろうということ。
復興はまだ遠いようである。三陸の地震との違い、なんなんだろう。

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 すしやの城光
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 飲みながら食べているので、なんの寿司だったか忘れた。
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 これもなんの寿司だったか忘れた。美味しかったことだけは覚えてる(^^;

美味しい寿司を食べ、タクシーを呼んでもらってホテルに戻り、
温泉で暖まってゆっくりと寝る。
翌日は日本海沿いに親知らずを通り新潟に入り、上杉謙信の居城・春日山城を訪ね、
まだ雪深い妙高の横を抜け、3日間の北陸の旅を終えて関東に戻った。

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    上杉謙信の居城 春日山城 名前のとおり山城。
 しかし、城域は麓の方にかなり広く広がっていて下の方に柵や堀がある。
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 春日山城から見た越後の山と平野