さくっと台湾に行ってきた。
本当は去年行ったヒマラヤトレッキングに再び行きたかったのだが、
日程の都合で今年は行けなかった。
で、代わりにどこか行こうというわけで台湾。
台湾は10年以上前に行ったことがある。今回が2回目。
夕方、台北の松山空港に着きタクシーでホテルへ。
翌日、午前中は故宮博物院、午後は九份に行った。
故宮博物院はMRTで士林に行き、そこから路線バスで行く。
10年以上前来たときはバス料金は後払いだったが、今は前払いに変っていた。
故宮博物院の展示物は割と小さいものが多い。
国民党が内戦に負けて台湾に逃げてくるときに北京の故宮博物院にあるものを持って
きたわけだが、慌てて逃げるときなので小さなものしか運べなかったわけである。
そのなかでも有名なのが翡翠で作った白菜。
もともとの翡翠の色をうまく使って白菜を見事に掘りだしているわけだが、
貴重な翡翠を使うのである。フツーならもっと高貴なイメージのものを作りそうだが、
庶民の食べ物である白菜を作ったのが凄い。
あるいはこれを作った職人は翡翠の原石のなかに白菜を見たのだろうか。

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    故宮博物院
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  中央が翡翠白菜

再び路線バスで士林に戻りMRTで台北駅。
午後からはツアーで九份に行く。
ツアーを使わなくても行くのは簡単である。バスやタクシーを使えばいい。
ただ、九份は帰りが大変なのだ。
台湾でも有名な観光地である九份。
観光客が多くて帰りのバスはかなり待たされるだろうし、
タクシーもつかまえられるかどうか分からない。
だから九份は日帰りのバスツアーを使う。帰りの足の確保が目的なので安いツアーで充分。
我々が使ったのは午後からの半日ツアーで1人5000円しない。
台北駅から出発して1時間弱で九份。
残念ながら雨。
ガイドの話では九份は1年365日のうち300日雨が降るそうで、
雨の多いところなので仕方ない。
下の駐車場から九份の有名な階段の道を登る。結構急である。
九份が金の鉱山だったころ、台湾で初めて作られた映画館とか、
「千と千尋の神隠し」に出てくる湯屋のモデルになったという阿妹茶楼もこの階段沿いにある。
ちなみに、実際には湯屋のモデルになっていないらしい。
宮崎駿は九份に行ったことがない、阿妹茶楼って知らないと言ったそうである。

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  九份の階段の道
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  金の鉱山だった時代の映画館
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  階段の道が続く
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  阿妹茶楼

階段の途中には何本か横道が入っていてその道沿いに店が並んでいる。
食べ物と雑貨の店が多いので、食べ歩きが好きな向きには九份は楽しいところだろう。
あまり食べ歩きには興味ないので途中の店で中華をつまみにビールを飲み、
あとはお茶を買ったり阿妹茶楼でお茶を飲んで過ごしてバスに戻る。
現地3時間くらいの短いツアーだったが、それくらいで充分である。
帰りは士林夜市で降ろしてもらい、夜市で夕食を食べてホテルに戻った。
長くなるので続きはまたあとで。

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  帰りの駐車場から夜の九份
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  台湾最大の夜市 士林夜市