晩秋というのか初冬というのか、そんな丹沢の鍋割山を歩いてきた。
東名の伊勢原道ができて丹沢は近くなった。家から1時間で表丹沢の登山口の大倉に着く。
大倉の公営の駐車場、ネットでは8時からとなっているが、
行ってみると8時前から入れる。むしろ8時過ぎに行っていたら一杯だったかもしれず、
ネットの情報っていい加減なものである。
なにやら若い人たちが一杯いる。塔の岳とか鍋割山を目指しているらしく、
そちらの方にぞろぞろと人がゆく。
かつて、鍋割山に登るには登山訓練所のある二俣まで車で入れたのだが、
今は西山林道が一般車通行止めになり、大倉から歩かなければならない。
しかし、その道もなにやら昔と違って林道に入るまで随分回り道をする。
そのあとはひたすら林道を歩き二俣に着く。
若い頃の記憶の二俣とはだいぶ違う。
前は車を停められた辺りも木が生えたのだろうか狭くなっている気がした。
ここから後沢乗越に登り尾根に出る。
葉の落ちた木々の尾根を登る。ところどころから富士山が見える。今日は天気がいい。
そうやって登ってゆくと山頂に出る。
山頂に着いて、えっ!? と思った。
山頂にある鍋割山荘、その入り口からずらりと人が並んでいる。50人はいるだろうか。
鍋割山の鍋割山荘、そこの名物の鍋焼きうどん、それを食べようという行列だということは
すぐに理解できたが、かつて、フツーに鍋割山に登り、フツーに空いている鍋割山荘に
入ってフツーにテーブルに座って鍋焼きうどんを食べていた人間には、
50人はいそうな行列を違和感なくしては見られなかった。
ひさしぶりの鍋焼きうどんはすぐに諦め、
頂上で富士山を眺めながら非常食の一口羊羹をひとつ食べて下山した。
実は今日は朝飯も食べていない。大倉で食べられるだろうと思って行ったら、
店が変わっていて何も食べられず、とりあえず非常食の一口羊羹ひとつ食べて
登ってきたのである。朝飯と昼飯がそれぞれ小さな非常食の一口羊羹ひとつだけ。
登ってきた道を下山して西山林道を下る。
周囲の黄葉が綺麗だ。
今日は結構歩いた、食うものを食っていないせいかかなり疲れて大倉に戻る。
3時に大倉に着き、朝はやっていなかったレストハウスでうどんを食べる。
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