確定申告を依頼されている顧客とシニアレジデンスの下見に行ってきた。
シニアレジデンス、いわゆるサービス付き高齢者住宅で医療・介護・日々の食事等の
サービスが充実した施設である。
その物件への送迎バスが出ている駅で待ち合わせ。
顧客は高齢のご婦人。数年前にご主人を亡くされ自宅でひとりで暮らしているが、
いずれ体が動かなくなったときのためにシニアレジデンスとの契約を考えている。
シャトルバスで到着したのは完成して日の浅い綺麗なレジデンスだった。
受付で手続きをして部屋を見る。
1LDKで高齢者の夫婦やひとり暮らしには充分な広さである。
キッチンはIHで火は使えないがスペース的には問題ない。
ウォークインクローゼットもついていて収納も割とある。
ベランダからは湘南の海が見える。
購入ではなく、これから先の賃料を一括して支払う形の契約だが、
それでも4000万を超える。
1Fにはレストランがあり食事ができるのだが、その食事代は別個。
契約時に支払う費用のほかに光熱費や食事代などで月に25万くらいかかりそうだ。
風呂は1Fに大浴場があり、毎日3時以降好きな時に入れる。
認知症などになって自分のことを自分でできなくなった場合は、
レジデンス内の別の部屋に移ることになるが退去は求められない。
その辺の契約内容も確認。
そのご婦人とは、これから任意後見契約を結び見守ってゆくことになる。
見守り契約・財産管理委任契約・任意後見契約・死後事務委任契約・遺言執行人。
一連の契約を公正証書で作り万全を期す。
信頼され頼まれた以上、応えなければならない。
長い見守りが始まる。

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 公孫樹の黄葉