相続の仕事で別荘地の現地確認に行ってきた。
土地の相続税評価のなかで雑種地の評価は割と面倒である。
雑種地というのは未利用地や駐車場のような土地で、
別荘地で既に建物が建っている土地は地目が宅地になり、
倍率方式の地域ならその土地の固定資産税評価額に倍率を乗じて評価は簡単にできる。
しかし、同じ別荘地でも建物の建っていない土地は地目は雑種地になる。
で、宅地と違って雑種地は倍率が定められていないのが殆どなので、
近傍宅地の固定資産税評価額を調べ、それに倍率を乗じ、その金額をもとに
奥行価格補正など通常の宅地としての評価をして地積を乗じる。
さらに宅地とするために整地費や伐採・伐根費、土盛り土止めの費用がかかるようなら、
それを計算する。土地が傾斜していれば傾斜地としての宅地造成費が別途定められている
わけで、その辺は現地を確認しなければ分からないのである。
たまに税理士でも「倍率地域の土地なら現地見なくても簡単に評価できる」と言う人が
いるのだが、それは雑種地の評価を知らない向きの言うことである。
ま、そんなわけで現地確認。
朝、事務所で少し仕事をしてから出発して現地に着いたのは2時過ぎ。
別荘地の管理事務所で場所を確認、ついでに現在の売買価格の相場を聞く。
もらった地図を見ながら現地へ。
春になったばかりの高原の別荘地は人影がなく、
閉まった別荘の間に目的の土地はあった。
土地の道路側は笹に覆われていて奥の方には木が生えている。
とりあえず歩いてみる。
向かって左隣りの別荘との境界にだけ境界石があった。
たぶん、その別荘の持ち主が自己負担で境界石を設置したのだろう。
他の別荘との境界には境界石がない。
隣地との境界には木が並んで立っているだけである。
造成されたのは50年以上前。
たぶん当時は境界の印に木の苗を並べて植えて売ったのだろう。
奥の別荘との境界にはその木もなく、枯れてしまったのか、あるいは抜かれたのか?
造成されてから50年以上放置した状態で、だいぶ木が生えてきてしまっている。
奥の方にはかなり太い木が数本あるし
土地の真ん中あたりにも人の背丈より高くなったクヌギがある。
あらためて道路から見ると、電信柱の右側にあった木も境界の木ではなく、

奥の方は結構木が生えている
手前、赤い印がついているのが隣地との境界石。
50年以上前、境界の印に植えられた木の中心線にある。
歩いてみて土地の凹凸はないので整地費は控除できない。
傾斜もしていないので傾斜地としての宅地造成費もなし。
しかし、土地の半分くらいは伐採・伐根が必要な土地でその分は控除することになる。
土地の凹凸・傾斜・伐採の有無・さらには土地の湿潤等、
こういうことは現地で確認しないと分からないのである。
必要な写真を撮り、何か所かメジャーで測って現地確認終了。
このあとしばらく走って今日は小諸で泊まる。
風情のある温泉で鳥の囀りがよく聞こえる宿だった。
翌日は軽井沢町役場に立ち寄って仕事の用を済ませ、
そのまま碓氷峠を走って群馬へ。
走り屋の聖地といわれる碓氷峠は途中に鉄道遺構もあって走って楽しい道である。





このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。