GoToトラベルが一時休止になった。
世論に政権がぶるって急遽一時休止を決めたというていだが、
驚いたのは、GoToトラベルを一時休止するまでと決まったあとのメディアの姿勢。
一時休止が決まるまではGoToトラベルが諸悪の根源のようにメディアは言いたてていた。
一時休止が決まったとたん、困難に陥る観光業の人達の話である。
一時休止が決まる前から、そうなれば観光業に携わる人達が重大な局面に陥るという
ことは分かり切っていたことである。
分かり切っていたのに、
休止前は諸悪の根源、
休止したら、GoToトラベルを休止したから大変なことになってしまった、みたいな、
この手のひらを返したような報道の姿勢はなんなのか?
このあからさまな違いに違和感を感じたのは私だけではないのではなかろうか?
なにかこう、一方の方向に染まった報道しか日本のメディアは出来ないのだろうか?
感染拡大はGoToトラベルが唯一の要因だったのだろうか?
テレビのワイドショーのコメンテーター達はGoToトラベルばかり攻撃していたが、
最近の通勤電車や街の人出の多さについてはあまり言わなかった。
市中に感染が拡大しているのは、市中の人出が増えたことが大きな要因なのではないのか?
そして、彼等の言う諸悪の根源GoToトラベルが一時休止されたら、
今度は、大変なことになったと騒ぐ。
今さら騒いでどうする? という話だ。
彼等が騒ぐとおり、観光業に携わる人達の中から多くの失業者が出るだろう。
自殺者や人生を狂わせる人が出るだろう。
GoToトラベルは諸悪の根源と言っていたときから分かり切っていたことである。
分かっていたのなら、GoToトラベルをやめろと言うのと同時に、それによって
苦しむ人達をどうするのか話しても良さそうなもんだが、
そういう話はGoToトラベル一時休止前はついぞ聞こえなかった。
まるでGoToトラベルという攻撃対象ありきで報道していたような…。
こういうレベルのメディア、一部メディアと言った方がいいのだろうが、
そういう彼等が世論の形成にある程度の影響あるとしたら、
これはちょっと怖い話かもしれない。
新型コロナに感染して死ぬ可能性はみな同じかもしれないが、
コロナ対策の結果、経済で死ぬ可能性は同じではない。
そういう意味で新型コロナは、
人々を死ぬ側にいる人間と死なない側にいる人間に分けた。
実際、女性の自殺は前年比8割増えている。
一番最初に切られるのがパートなどの女性だからである。
GoToトラベルの一時休止でさらに増えるだろう。
死なない側にいるコメンテーター達はなんでも言えるのだ。
若い頃のように走りたくなって買った新型シビックハッチバック
たまにさくっと走りに行く。馬力とトルクがあるので加速がいい。


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