カンボジア3日目、今夜の飛行機で日本に帰る。
今日はシェムリアップ市内をトゥクトゥクで回ることにする。
まずはアンコール博物館。
10年前に来たときもあったはずなのだが、入ったことはなかった。
割と綺麗な建物でカンボジアとアンコールワットの歴史が展示されている。
展示室内は撮影禁止。ホールや廊下に展示してあるものしか写真には撮れない。
市内にはシアヌーク博物館もあるのだが、運転手に聞くとアンコール博物館と
展示しているものはたいして変わらないというので戦争博物館へ。
アンコール博物館
ホールとかしか写真は撮れない
カンボジアはベトナム戦争がもう終わるあたりから内戦が始まった。
勝利したのはポル・ポトの率いるクメール・ルージュ。
ポル・ポト自身はフランスに留学した秀才である。
しかし彼は原始共産制の実現を目指して知識層や技術者・教師もすべて殺した。
彼の理想社会に必要なのは愚民だった。
このとき殺されたカンボジア人は国民の25%、200万人が犠牲になった。
この虐殺はベトナムの介入で終わる。
戦争博物館は屋外に戦闘機や戦車・大砲が展示されている。
すべてUSSR、旧ソ連製である。
敷地内に小さな展示家屋があり、そのなかには地雷についての展示があった。
ベトナムの枯葉剤、ラオスの不発弾、カンボジアの地雷はインドシナ戦争が
この地域に今も残している深い傷跡である。
ミグ戦闘機
対空機関砲
戦車
水陸両用の兵員輸送車が多かった。
地雷とその被害の展示
このあと、知り合いに紹介してもらったラーメン屋・宮崎で昼食。
あまり海外で日本のラーメンとか食べないのだが、折角の紹介なので食べに行った。
結構おいしかった。シェムリアップ在住の日本人が食べにくるようで普通に日本語が
聞こえてくる。ちなみにビールは中ジョッキ1ドル。
昨日夕食を食べたパブストリートでは3ドルから4ドルだった。
これが地元の本来の価格なのであろう。
パブストリートとかは観光客向けの観光客価格の店が並んでいるところ。
それにはっきり言ってあまり美味くない。雰囲気で飲みに行くところである。
シェムリアップのラーメン宮崎 美味しかった。
このあとオールドマーケットで土産を買い、3時くらいに宿に戻った。
知り合いのゲストハウスなので融通をきかせてもらい、出発直前まで部屋を
使えて、シャワーを浴びて着替えることが出来たのは助かった。
着替えてさっぱりして知り合いに礼を言って空港に向かう。
ちなみに「また来ますと言ってほんとに来たのは関野さんだけです」と言われた(^^;
シェムリアップ・アンコール国際空港からハノイ、乗り継ぎして成田。