事務所で使っているシステムの交換時期が来ている。
税法は毎年変わるので、その都度バージョンアップが必要になる。
そのためシステムの保守契約をするわけだが、その契約期間が5年。
5年経ったらシステムごと入れ替えである。
で、見積もりを取ったら、600万。
マジ?…(^^;
令和5年10月からの消費税インボイスや令和6年1月からの電子取引保存に対応する
ための新しいシステム導入が必要で、そのため5年前の更新より高くなっている。
で、IT導入補助金を申請しようということになった。
IT導入補助金、国の補助金のひとつで、
中小企業・小規模事業者等が直面する制度変更(働き方改革、被用者保険の適用拡大、
賃上げ、インボイスの導入等)等に対応し、生産性の向上に資するITツール(ソフト
ウェア、サービス等)を導入するための事業費等の経費の一部を補助するもの。
申請すれば受け取れるわけではなく、審査を受けて採択されないといけないので、
いかにもそれらしい文言を書き並べて申請するわけである。
予算消化型の補助金なので、予算を使い切ってしまえば終わってしまう。
早い者勝ちというわけである。
その採択の結果通知があった。
採択されて補助金の額は200万。
これでシステム交換の実質負担は400万になった。
考えてみれば、国が決めた消費税インボイスや電子取引に顧問先の中小企業が対応
できるように我々税理士は新たな設備投資をしなければならないわけである。
補助金くらいくれてもバチは当たらないよな…。
とはいえ、国民の税金から補助金を受け取るのである。
一生懸命仕事をしろということなのであろう(^^;;
ちなみに各種の補助金は有効に活用されるべきものだが、
いわゆる「補助金ビジネス」というのもあって、
なかには悪質なものもある。利用にあたっては注意が必要である。
戦後、自衛隊で使われたT6練習機。