新型コロナで海外に出られないので、ならば国内ということで伊勢に行ってきた。
早朝、横浜を車で出発、高速を乗り継いで5時間で伊勢神宮着。
しかし、以前来たときとなにやら景色が違う。
あれ? 五十鈴川の橋はどこ? おかげ横丁は…?
おかしいなと思ったら、カーナビの設定が「伊勢神宮外宮」だった(^^;
ということで、外宮をお参りしてから内宮に移動。
あとで聞いたら、外宮に行ってから内宮というのが本来のお参りの仕方なんだそうで、
結果的には正しいお参りをしたのである(^^;;
伊勢神宮外宮 以前来たときと景色が違うなと思った
外宮の正宮
こちらが内宮 五十鈴川の鳥居
内宮の正宮
外宮も内宮も太い木が鬱蒼と茂っている森のなかに質素な建物がある感じで、
キリスト教やイスラムの壮麗な建築を見慣れた向きには、
かなり異質なものに見えるだろう。
宗教なら教義がある。日本の神の信仰には教義はない。
宗教の場ではなく古代アニミズムの伝統を継いだ祭祀の場と考えるべきなのだろう。
自然のなかで神を祀る場であって、ことさら神を語る場ではない。
静かな境内を歩いて参道に戻る。
この参道、おはらい町通りというのだが、
白状してしまうと、この参道のことを、おかげ横丁というのだと思っていた。
歩いていたら「おはらい町通り」という標識があって、今回初めて気づいた。
結構勘違いしている人いそうな気がする。
おかげ横丁はおはらい町通りの赤福の店の向かいから入る横丁のことで、
土産物屋などが軒を並べている面白いところである。
おはらい町通り
昼飯は伊勢の名物、伊勢うどんと手こね寿司
おかげ横丁の入り口
おかげ横丁
なぜか猫のキャラクターが多い
テキトーに土産を買ったりして、そのあと鳥羽の方へ。
景色のいいパールロードで走りを楽しみ、泊まりの温泉へ早めのチェックイン。
仕事で忙しい日が続いたので、あちこち観光して歩かずに温泉でのんびりしたいのだ。
ホテルの部屋からは鳥羽の海が見える。
湾の向こうに並んでいるのはアオサの養殖の筏である。
良い景色を眺めながらビールを飲み、温泉に入る。
人間たまにはしっかり休養しないといけない。
鳥羽の展望台 向こうに渥美半島が見える
ホテルの部屋からの眺め 湾の向こうに見えるのがアオサの養殖の筏
翌日、土産の伊勢海老を買いにいき、そのあと猿田彦神社に立ち寄る。
伊勢神宮の近くの猿田彦神社、
アーチェリー仲間が教えてくれたのだが火打石があるらしい。
お守り売っているところで巫女さんに聞くと奥から持ってきてくれるとか。
銭形平次のかみさんが平次が出かけるときに火打石を叩いていたが、
厄除けの意味があるのだろう。
そう大きくはない神社だが、境内の一隅に佐瑠女神社がある。
アマテラスが天岩戸に隠れたとき岩戸の前で踊った天宇受売であるが、
猿田彦の奥さんでもあるらしい。
日本神話はいろいろ調べると面白い。
戦前は皇国史観の徒に、戦後はマルクス史観の徒に歪められた日本神話だが、
日本神話は美しい神話である。
日本神話について書き出すと止まらなくなるので終わりにして、