虹を見た。
車で走っていたら大きな虹が住宅地の上に架かっていた。
ひさしぶりに虹を見た気がした。
ここしばらく忙しくて、ブログも書けなかったが、
そう言えば、今年の最初の方で、虹の短歌についてブログに書いたのを思い出した。
君と見し北のくちなはその虹を我が知らぬ愛の言葉とおもひき
/ 水原紫苑
蛍田てふ駅に降りたち一分の間にみたざる虹とあひたり
/ 小中英之
最上川の上空にして残れるはいまだ美しき虹の断片
/ 齋藤茂吉
ゆっくり虹を見上げることもない生活をしている。
その辺をもう少しなんとかしたい気がする。
時の移ろいにもっと目を向けて生きていたい。
人生のなかの一瞬を掬い上げ、その美しさなり記憶なりをなんらかの形で留めたい。
短歌はそういう営みのひとつであるのだが、
忙しさに追われて歌を詠うこともままならない。
その辺、なんとかしたい。
そんなことを考えつつ、
やはり今日も走り回っているのである(^^;