朝、上高地を散策。天気は昨日とたいして変わらない感じで、
穂高連峰も釣尾根にはやはり雲がかかっている。
朝靄の岳沢湿原を見に行き、河童橋の方に戻ってくると、
猿が沢山やってくる。
お尻に子猿を乗せて道を歩いてくる猿が何匹もいて可愛らしい。
河童橋も猿が何匹も座り込んで毛繕いをしていた。
観光客の少ない朝だからかもしれないが、上高地でこんなに沢山の猿を見たのは初めてだ。
近頃、いろいろなところで動物達が人里におりてきているというが、
あるいは上高地もそういうことで猿が増えたのだろうか?
河童橋を渡る猿
橋の下のワイヤーを器用に渡ってゆく。橋の上では毛繕い。
ホテルで朝食を済ませ、温泉に入りに行く。
上高地には温泉に入れる宿がふたつほどあるが、河童橋からは少し離れていて、
梓川沿いの道を西穂登山口の方に20分くらい歩く。
日帰り入浴できるのは上高地温泉ホテル。
ここの風呂はなかなか感じが良い。
上高地に来たとき時間があればここで温泉に入る。
帰り道、向こうから猿がぞろぞろやってきた。
観光客が増えてきたので山に戻るのだろうか、途中から道をそれてみな山の方に行った。
ちなみにこの道の途中にウェストン碑がある。
若い頃、穂高に行くために上高地に入っても、バスターミナルからすぐに横尾方面に歩いて
いってしまうので、上高地は通過してしまう場所で、ゆっくり歩き回ることをしたことはな
かった。このウェストン碑も上高地に入るようになってだいぶ経ってから、
山岳会の後輩を連れて上高地から残雪期の西穂に登りに行くためにこの道を通り、
そのとき初めて、「あぁ、ウェストン碑ってここにあったんだ」と思ったものである。
天気がよくなってきたので、
ホテルをチェックアウトしてから荷物はフロントで預かってもらい、
空身で上高地の散策ルートを歩く。
岳沢湿原から明神池を通り、明神館から河童橋に戻る。
途中、明神池の嘉門次小屋で小腹に蕎麦を入れて、それでも歩いて2時間ちょっとの
軽い散策コース。上高地の森と水辺が気持ちいい道である。
昼には河童橋に戻ってバスで沢渡の駐車場に向かった。
かつて週末午後のバスターミナルで延々と行列に並びバスを待った経験があるので、
週末の上高地は早めに帰ることにしているのだが、
今は多少状況変わっているんだろうか?
帰りのバスから振り向くと穂高の釣尾根が見えた。
来年は槍に登りたい。
今年は天候が不順だったが来年はいい天気になってくれるといいのだが。
穂高連峰 釣尾根が見えてきた
上高地の森
昨日越えてきた焼岳
明神池
嘉門次小屋の嘉門次蕎麦 岩魚の甘露煮がのっている