当のイギリス人が一番驚いているんじゃなかろうか?(^^;
ぎりぎりまで競っても結局は残留するだろう、それが大方の予想だったようだが、
そういう予想を見事に裏切ってのEU離脱。
投票日当日のイギリス東南部の大雨で投票に行けなかった人も結構いたみたいで、
あの大雨が降らなかったらイギリスの歴史は変わっていたのかもしれない。
離脱が決まったとたん、離脱派が宣伝していた拠出金の負担額がウソだったことが
明らかになったり、再投票の請願にかなりの署名が集まったり、
イギリス国内はかなり混乱しているらしい。
今後どういう影響が出るのかは複雑過ぎてよく分からん。
EUとの間の貿易に関税がかかるようになってしまうので不利だという話があり、
ポンド安がそれを相殺するだろうという話もある。
離脱するのは2年先だからすぐに影響が出るわけではないという話もある。
しかし、企業の設備投資は短期的な計画でおこなわれるのではない。
2年後には関税がかかるかもしれないとなると、
その地域への投資に企業は当然慎重になる。
既に進出した工場の設備更新をどうするのか、企業は判断しなければならないのである。
離脱するなら離脱するでさっさと決めることを決めていかないと、
決まらないことによる悪影響が広がるのではないか。
たぶん、日本の参議院選挙にも影響するんだろう。
現にイギリスのEU離脱が決定したあとのスペインの選挙では、
それまで優勢を伝えられていたEU離脱派が減速した。
非常事態を目の当たりにした有権者の反応だろう。
今回のイギリスの国民投票を見ていて思った。
民主主義はかならずしもベストの選択をするわけではない。