消費税の増税が2019年10月まで延期されるらしい。
いろいろと話は出ているが、
延期には賛成である。
昔々の明治大正の時代ではないのだ。
一国の経済は世界経済の動きと切っても切れない。
世界経済がどうも気持ち悪い。
特に中国。
中国発のリーマン級のショックがいつ起きても不思議でない気がして、
どうも落ち着かない。
もちろん、2年と半年経てばそれがなくなるという保証はないわけだが、
今は消費税を上げる時ではない気がする。
野党はアベノミクスの失敗と騒ぎ立てているが、
状況を見て判断するのは当たり前のことである。
そもそも一国のアベノミクスで世界経済を変えられるわけでもないし、
失政に失政を重ねたお前らが言うなという気はする(^^;
延期に賛成の理由はもうひとつ、軽減税率である。
2年半延期して、その間に頭を冷やして軽減税率についてもう一度考えた方がいい。
マスコミはえてして受けのいい報道ばかりする傾向があるので、
軽減税率がいいという方向の話が多くなるわけだが、
軽減税率の問題というのはいろいろあるわけで、
その先進国であるヨーロッパでも、
そのために軽減税率導入の国と導入しない国が拮抗している。
生活者のために食料品の税率を軽減しても、
その事務負担の増加はいずれ価格に転嫁することでコスト増を吸収するしかないのである。
さらに、軽減した分の財源はどこかに求めなければならないわけで、
結局、生活者はそのコストを負担しなければならない。
それならば、ばら撒きということで批判された低所得者への還付制度の方が
よっぽど有効であろう。
マスコミや政治家が宣伝したほど、軽減税率は単純ではないし、有効でもない。