あまり政治に関係することは書きたくないのだが、
今日の新聞を読んでいて思わず笑ってしまったので書く(^^
民主党が今年の夏の参議院選挙に向けて作成したポスターが面白い。
「民主党は嫌いだけど、民主主義は守りたい」
さらに下の方にはこんなキャッチがある。
「そんなあなたへ。すぐに信じなくてもいい。
野党として、止める役割をやらせてください」
結構笑えた(^^;
ついにここまできたかという感じ。
まあね、ようやく民主党も地に足をつけて状況判断をすることが出来るように
なったのかなという気はする(^^;;
そういえば税理士会にも政治の季節みたいなものがあった。
自民党から民主党への政権交代のときである。
あの頃、支部の例会に行くと、お偉いさんが「鳩山さんが〇×△」「管さんが△〇×」と
熱く語っているのをよく見かけた。
こちらは斜めに構えてそれを見ていたのだが、
結局、あの政権交代の選挙のとき、私は民主党に投票しなかった。
別に自民党のシンパではない。
理由はいたってシンプル、
出来ないことを出来ると言うヤツは信用しない。
それだけである。
あのときの民主党のマニュフェストは実現不能だということは分かっていた。
それでも投票した人に聞いてみたら、
「あのときは政権交代が必要だったんだ」と言う。
確かに政権交代はどこかで必要だったのだろうが、
しかし、出来ないことを出来るという民主党がその担い手でないことは明らかだった。
出来ないことを出来るというヤツは信用しない。
これは人間社会では当たり前のことである。
それを忘れて政権交代という祭に乗った有権者にも、
民主党政権3年間の不毛についてなにがしかの責任はあるのかもしれん。
一番基本的な部分を見逃さない。
世の中のもろもろのことに対応するのにそれは重要なことである。
バブルも政権交代も、今となってみれば祭だった。
祭のなかで多くの人は基本的な部分を忘れる。
過ぎた祭はどうでもいいが、
これからもいろいろな祭があるのだろう。
そういえば、最近の祭ではプロパガンダが多用されるようで、
正直、平和を語る人達にはプロパガンダという手法に頼って欲しくないなという
気はする。プロパガンダはその根底において民主主義を否定する。
いずれにしろ、基本的な部分を見逃さないという姿勢、大切にしたいと思っている。
無患子