アーチェリーの常連仲間と海釣りに行ってきた。
常連の一人S氏が「釣りに行こう、行こう」としつこく言うので実現した今回の釣行。
ま、S氏の場合、アーチェリーで点が出ないから次は釣りをしてみようという、
その根性にいささかの問題はあるのだが...(^^;
あんまりしつこく言うので常連仲間で付き合ったというわけである。
当日、葉山マリーナに集合。
曇り空の下、常連仲間の一人が借りてくれたプレジャーボートでいざ出発。
ちなみに自分はこの時点で二日酔い(^^;;
前日飲んでいて、朝起きたら7時過ぎ、集合時間に遅れるというわけで慌てて連絡し、
顔も洗わず車に飛び乗った。おかげで用意していた合羽も置いてきてしまった。
メンバーは6人。このなかで釣りをしたことがあるのは二人だけ。
他の4人は全くの初心者。
行く前からアーチェリーの射場で、
釣り経験のある他の人達からさんざん言われたのである。
なんでも、釣り船というのは船長さんが魚探を見て魚のいるところに連れて行ってくれて、
棚まで何十mとか指示してくれるんだそうで、そういうことも知らずに、
一杯釣れたらどうしよう、沢山釣れたときのために射場に冷蔵庫を買っておこうか
などと言っている我等に、
「防波堤を出る前に船酔いになる」
「釣れたら奇跡だ」
「釣りをなめとんのか」
数々の提言、忠告、陰口が飛んでいたわけである(^^;;;
このプレジャーボートで出発 6人乗りで8時から2時半までのレンタルで17,500円
で、葉山マリーナからまずは颯爽と沖合へ。
小さなブレジャーボート、結構揺れるのだが、走っているときは船酔いしないらしく、
4kぐらい沖まで出る。
みんな仕掛けの作り方も知らない奴らなので、
釣り経験者の二人に、これで釣りなと釣り竿の準備をしてもらいそれで釣る。
テキトーに釣っていると、仲間の一人が30cmのアマダイをあげる。続いてフグ。
なんだ結構釣れるんだと思いつつ釣っていると、
自分の釣り竿には手のひらサイズの鯛がかかった。
鯛って、小さくてもいい恰好をしている。手のひらの鯛を見てしみじみそう思った。
場所を変えて、さらに釣り続ける。
小さな船なので、エンジン止めるとやはり結構揺れる。
揺れ方が合っているのかなんなのか、なぜか二日酔いもいつのまにか消えて、
海原の真ん中、気分がいい。
船首の方で釣っていたのだが、ふと後ろを振り返ったとき、
釣りの情熱に燃えていたS氏が静かなのに気が付いた。
じっと虚空を見つめて直立している。
なんでも船酔いで下を向くと吐きそうになるんだそうで、さりとて座ることもできず、
ひたすら遠くを見て立っているんだそうな(^^;
うーん、あんなに燃えていたのに...。
声をかけるのも憚られて、気付かないふりをして釣りに専念する。
なにやらぐぐっと強い引きが来た。
釣り竿がしなって随分強い引きだなと思いながらあげると25cmくらいのイシダイ。
「それ、高級魚ですよ~!」と釣り経験者から驚きの声があがるが、
釣り初心者には高級魚を釣ったという実感なし。
そのあともカワハギとかベラとかがぱらぱらと釣れる。
結局、前もって買ってあった酔い止めの薬も二日酔いのせいで車に置き忘れて
使わなかったのだが、船酔いになることもなく、
その日の自分の釣果は、
手のひらサイズの鯛 1
25cmのイシダイ 1
カワハギ 5
ベラ 2
水平線のあたりにヨットが沢山いるのだが見えるかな...
葉山の海、あちこちにヨットがいる。
そういえば昔、一時期、ヨットをやったことがある。
ヨットを転覆させて回復させる練習しているのは大学のヨット部だろうか?
あんなふうにヨットを操っていた頃があったなと思うと、なにやら懐かしくなる。
2時半まで釣りをしてマリーナに戻る。
今回の釣行で分かったこと、
二日酔いでも船酔いはしない(^^;;
素人が集まっても魚は釣れる(^^;;;
なんとかなるもんだ。
釣りに行こう行こうと誘いながらも人一倍船酔いを心配していたS氏も、
残念ながら今回は吐かないようにと立ちっぱなしだったが、
挫けることなく次の釣り行きの話をしていた。
まずは良かった良かった(^^
帰宅後、イシダイはざはいて刺身にし、あらの部分はカワハギや鯛と一緒に鍋にした。
なかなか旨かった。
釣りもなかなか面白い。
次はもっと大物を狙おう。
今回の釣果 赤いのがアマダイ 縞模様がイシダイ、あとはフグ・カワハギ・オコゼ・ベラ