グランドサークル。
アメリカ西部、ユタとアリゾナにまたがるレイクパウエルを中心にした半径230kの
円内に、グランドキャニオンを始めとして八つの国立公園が集中している。
今回、そのうちの幾つかを回ってきた。
デルタ航空でロスアンゼルス、そこで乗り換えてラスベガス。
ターミナルにいきなりスロットマシンが並んでいるのがいかにもラスベガスである。
ラスベガス マッカラン国際空港
ターミナルにスロットマシンが並んでいる
今回はレンタカーでの移動なのでハーツの窓口で手続き。
日本でネット申し込みはしてあったが、受付でいつものとおり通じているのか通じて
いないのか分からない英語で話しているうちに、車をアップグレード。
面倒くさいからいいやと思って選んだのが、メルセデスベンツの四輪駆動。
あとでクレジットの明細みたら一週間分のアップグーレード料金他諸々で追加470ドル。
やってしまった(^^;
多少高くはなるんだろう程度で金額気にしていなかったのだが、
やはりベンツって高いのかな...(^^;;
しかし、このあとの行程で、アップグレードして正解だったかなと思うことになるのだが、
この時点ではまだ気づかない。
到着がもう夕方なので初日はそのままホテルにチェックインして食事をし、
ホテルのカジノで少し遊んで終わり。
ちなみにラスベガスのカジノはドレスコードはなく、みな思い思いの格好で楽しんでいる。
ラスベガスの宿泊はサーカスサーカス
ラスベガスのホテルは、競争が激しいのと併設のカジノで金を使わせる
つもりなのだろう、宿泊料は安い。
翌朝、長いフライトの疲れか時差ボケの影響か目が覚めたらなんと10時。
急いでチェックアウトして出発した。
前夜の特大ステーキの効果かまったく腹がすかないので朝飯は抜き。
ラスベガスの市街地で少し戸惑いながらもカーナビの助けでなんとかフリーウェイにのり、
ザイオンへ向かう。左ハンドル右側通行も二か月前サイパンで練習した効果か、
どうということなくすぐに適応した。
ラスベガスは枯れた山脈に囲まれた砂漠のなかのオアシスから発展した街で、
一歩街の外に出れば砂漠が広がる。
アメリカに着いてそうそう、日本とはまったく違う雄大な景色のなかを走ってゆく。
ともかくスケールが違う。
天気も良くて気持ちがいい。
砂漠から山を越えるような道になり、結構走ってザイオン国立公園。
ビジターセンターの手前にナショナルパークの入り口があり、
入園料を払うのだが、公園のレンジャーがペラペラと説明してくれる。
つまり、一週間以内に三か所か四か所以上、国立公園を回るならカードを買った方が得だ
ということを言っているらしく、素直にそのアドバイスに従い50ドルでカードを買う。
受け取った明細を見たら本来は80ドルだが30ドルの値引きがあっての50ドルだった。
この30ドルの値引きの理由は分からぬ。
ザイオンは渓谷の両側にいかにもマカロニウェスタンに出てきそうな岩山が連なっている
ところ。幾つものトレイルルートがあり、本来ならそういうところを歩いて楽しむのだが、
なにしろ今日は出発が遅かったのでビジターセンターからしばらく歩くぐらいしか
出来ない。これはここに限らず、今回グランドサークルを回って思ったのだが、
アメリカの国立公園は一か所で1日~2日かけるつもりで行かないと本当に楽しむことは
出来ないだろう。日本と違ってそれぐらいスケールが大きい。
ザイオン
渓谷内のキャンプ場にいた鹿
キャンプ場から
トレイルにあった、野生のトマトかなにか?
歩いていて気持ちがいい
気分のいい渓谷内のトレイルをしばらく歩いてザイオンを出発、
山越えをして今日の泊まりのトロピックへ平原の道をひたすら走った。
長くなるので続きは少しずつ書いてゆく。
ザイオンを出てトロピックへ山越えの道の辺りで
トロピックの手前レッドバレー
この車が通じているのか通じていないのかわからない会話の末に
アップグレードしたメルセデスベンツの四輪駆動。
結局このあと、アップグレードして正解だったと思うことになる。