短歌結社から昇欄推薦の書類が来ていた。
所属している結社では1100人程の会員を月集、作品1、作品2、若葉集に区分けしている。
若葉集は入会1年目の会員。
1年経過すると作品2に移る。
で、それ以降の昇欄は推薦になる。
推薦するのは月集と作品1の会員。
作品2から作品1への昇欄の基準は、
入会後ほぼ七年以上経ち、できるだけ欠詠がなく、作品の質が十分高い人、なんだそうだ。
推薦の書類にそう書いてある。
一年に一度この時期に、昇欄にふさわしい人を推薦しろということで、
月集と作品1の会員のところに昇欄推薦の書類が送られてくるわけである。
書類を読んでいて、うん? と思った。
「入会後ほぼ7年以上経っていること」と書いてある。
確か以前は「入会後7年以上経っていること」だった。
つまり「ほぼ」が入っていなかった。
推薦するとき、この7年というのが結構困るのである。
7年前にいたのかどうか調べないと分からないわけで、
仕方なく7年前の結社誌を引っ張り出して、その人の名前を探すわけで、
これがなかなか面倒なのである。
そのうち、そういう面倒なことがいやになって、
「この人、7年経っているのかな?」と思いつつ確認せずにそのまま推薦を出すという
横着なことをするようになるわけだが、
そういう横着な向きが多いので「ほぼ」でいいということになったのかもしれず、
あるいは、作歌の力量に年数は関係ないということで「ほぼ7年」になったのかも
しれない。その辺は分からぬ。
ちなみに、昨年は推薦を出さなかった。
別に横着を通り越して推薦するのも面倒になって出さなかったのではない。
結社誌を読んでいないので出すに出せなかったのである(^^;
税理士会の支部の役を引き受けなければならなくなり、
短歌に係ることのできる時間は絶対的に減った。
それで読めなくなった。
全く読まないのもまずいなと思い、
近頃はところどころ斜めに流し読む程度のことはするようにしている。
それでもやはり、その程度の読み方で人を推薦するわけにもいかないので、
今年も推薦は出さなかった。
支部の役も来年の春で終わる。
春以降、もし、引き続き支部の役をすることになったとしても、
たぶん、今よりは楽な仕事になるのではなかろうか。
そうなったら、再び、短歌に係る時間を増やすことが出来る。