税理士会支部に近くの高校から生徒のAO入試への協力依頼があった。
なんでも、将来就きたい職業の人にインタビューして、
それでレポートを志望の大学に提出するんだそうで、
支部の方からおまえが対応せよとのお達し。
で、本人と連絡を取り支部の事務局でインタビューに応じた。
資格を取るのにどれくらい勉強しましたか?
仕事のやりがいは?
大学時代から資格の勉強をしておくべきでしょうか?
もろもろの質問に同席した担当副支部長と2人で答える。
試験に合格することだけを考えるならダブルスクールで、
大学に行きながら専門学校で勉強するのが一番早いだろうけど、
大学では資格の勉強だけしないで、
もっと色々なことを経験した方がいいよね。
若いうちでなければ出来ないことが沢山あるはずで、
そういうことを経験しておくことが将来の人間の幅につながる。
税理士というのは税金の申告だけしているわけではなく、
経営者のもろもろの相談に応じアドバイスするのであって、
学校で勉強だけしていても、そういうものは身につかない。
税理士に限らず、ライセンスを取ろうという人が勘違いしやすいのは、
資格試験に合格することがゴールだと思ってしまうこと。
実際は合格して初めてスタートラインに立つわけで、
資格を取ってからその世界で生きていけるかどうかは全く別の話。
人間としての幅・深みのないやつのアドバイスなんぞ経営者は聞かない。
若いときでなければ経験できないことを経験する、そういうことって、
人生にとっても将来の仕事にとってもとても大切なことだと思う。
インタビューの後、本人からアンケートをお願いしたいという話だったので、
支部の連絡網に乗せて会員に回答を依頼した。
回答期限までの日にちが少なく、夏休みの時期でもあり、
回答が少ないかもしれないと危惧したが、31名の会員から回答があった。
今日、それを本人に渡した。
AO入試受かるといいね(^^
急なアンケートに御協力頂いた支部の皆様にこの場で心より御礼申し上げます。
沢山の回答を頂き、本人も喜んでいました。
ありがとうございました。