税理士会の成年後見相談員連絡協議会に出席。

年に一回、相談員と支援センターの関係者が集まって会議をするのだが、

始めの頃と顔触れが変わってきた。

成年後見制度がスタートして税理士会でも社会貢献の一環として取り組みが始まった頃、

税理士会ではボランティア議論があった。

成年後見を仕事としてするべきかボランティアとしてするべきか、

そういう議論である。

正直、なんでそんな話をしてるんだ? という違和感を覚えた。

職業後見人として弁護士や司法書士がいるわけだが、

彼等もボランティアで成年後見をしているわけではない。仕事としてやっている。

ボランティア精神は持って取り組んでいるだろうが、あくまでもビジネスである。

なぜ、税理士会ではボランティア議論があったのだろうか?

いずれにしろ、ここ数年で税理士会での成年後見に取り組む人達の顔触れが変わり、

ボランティア志向の人達から実務派の人達に中心が移った。

かつてあった不毛なボランティア議論は聞かれなくなった。

どうやって成年後見の仕事を取っていくか、それが当たり前の話になった。

この変化はとてもいい変化である。

相変わらず税理士会上層部の成年後見への姿勢は歯がゆいばかりなのだが、

税理士の顧問先も高齢化するのである。

そういう顧問先を守るための任意後見の重要性。高度成長の時代のようには顧問先を

増やせない若い会員のための新しい業務としての法定後見。

いずれもこれからの税理士にとつて重要なはずであり、

取り組みは続けていきたいと思っている。

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