2022年01月

伊勢

新型コロナで海外に出られないので、ならば国内ということで伊勢に行ってきた。

早朝、横浜を車で出発、高速を乗り継いで5時間で伊勢神宮着。

しかし、以前来たときとなにやら景色が違う。

あれ?  五十鈴川の橋はどこ?  おかげ横丁は…?

おかしいなと思ったら、カーナビの設定が「伊勢神宮外宮」だった(^^;

ということで、外宮をお参りしてから内宮に移動。

あとで聞いたら、外宮に行ってから内宮というのが本来のお参りの仕方なんだそうで、

結果的には正しいお参りをしたのである(^^;;


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  伊勢神宮外宮 以前来たときと景色が違うなと思った
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 外宮の正宮
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 こちらが内宮 五十鈴川の鳥居
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 内宮の正宮

外宮も内宮も太い木が鬱蒼と茂っている森のなかに質素な建物がある感じで、

キリスト教やイスラムの壮麗な建築を見慣れた向きには、

かなり異質なものに見えるだろう。

宗教なら教義がある。日本の神の信仰には教義はない。

宗教の場ではなく古代アニミズムの伝統を継いだ祭祀の場と考えるべきなのだろう。

自然のなかで神を祀る場であって、ことさら神を語る場ではない。

静かな境内を歩いて参道に戻る。

この参道、おはらい町通りというのだが、

白状してしまうと、この参道のことを、おかげ横丁というのだと思っていた。

歩いていたら「おはらい町通り」という標識があって、今回初めて気づいた。

結構勘違いしている人いそうな気がする。

おかげ横丁はおはらい町通りの赤福の店の向かいから入る横丁のことで、

土産物屋などが軒を並べている面白いところである。


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 おはらい町通り
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 昼飯は伊勢の名物、伊勢うどんと手こね寿司
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 おかげ横丁の入り口
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 おかげ横丁

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  なぜか猫のキャラクターが多い

テキトーに土産を買ったりして、そのあと鳥羽の方へ。

景色のいいパールロードで走りを楽しみ、泊まりの温泉へ早めのチェックイン。

仕事で忙しい日が続いたので、あちこち観光して歩かずに温泉でのんびりしたいのだ。

ホテルの部屋からは鳥羽の海が見える。

湾の向こうに並んでいるのはアオサの養殖の筏である。

良い景色を眺めながらビールを飲み、温泉に入る。

人間たまにはしっかり休養しないといけない。


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  鳥羽の展望台 向こうに渥美半島が見える
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 ホテルの部屋からの眺め 湾の向こうに見えるのがアオサの養殖の筏

翌日、土産の伊勢海老を買いにいき、そのあと猿田彦神社に立ち寄る。

伊勢神宮の近くの猿田彦神社、

アーチェリー仲間が教えてくれたのだが火打石があるらしい。

お守り売っているところで巫女さんに聞くと奥から持ってきてくれるとか。

銭形平次のかみさんが平次が出かけるときに火打石を叩いていたが、

厄除けの意味があるのだろう。

そう大きくはない神社だが、境内の一隅に佐瑠女神社がある。

アマテラスが天岩戸に隠れたとき岩戸の前で踊った天宇受売であるが、

猿田彦の奥さんでもあるらしい。

日本神話はいろいろ調べると面白い。

戦前は皇国史観の徒に、戦後はマルクス史観の徒に歪められた日本神話だが、

日本神話は美しい神話である。

日本神話について書き出すと止まらなくなるので終わりにして、

このあとはまた横浜まで高速を飛ばして帰ってきた。


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  猿田彦神社

 

射場整備

今年最初のアーチェリーの射場整備。

冬は竹林の整備をする。

いい筍が採れるようにするには、あまり竹が密に生えていてはダメで、

番傘を差して竹の間を歩けるくらい間隔が空いているのがいいらしい。

で、そのために竹の間伐をするのは冬がいいのだそうだ。

集合時間に行ってみると、もうクラブのメンバーは集まって山のなかに入っている。

支度をして練習場の後ろの竹を伐っているところに行き、伐り倒した竹をさらに下に運ぶ。

何度かそれを繰り返し、伐っているところに戻ると上から「うわ~」と声が聞こえた。

なんだと思って見上げると、

青空になにかがゆらゆらとしていて、

次の瞬間、そのゆらゆらが葉の茂った竹の形になって倒れてきた。

驚いて後ろに逃げると、すぐ後ろに大きな竹がどしんと倒れた。

「なにやってんだっ~!?  殺す気か~(^^;」

「伐ってあったんです~。それですぐに倒れちゃった~」

今日の作業のために事前に伐り倒す竹に印付けたり一部伐ったりしてあったのだが、

それと気付かずに伐ろうとしたらすぐに倒れらしい。

危ないったらありゃしない(^^;;


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 あちこちに竹取の翁ありけり
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 もう少しでこの竹の下敷きになるところだった(^^;;;
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  伐り倒した竹の枝葉は切り落として燃やし、竹は短く切って薪にする
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 どんどん燃やす

昼までそんな感じで山仕事をして、

その間に女性陣が囲炉裏で作った豚汁を昼飯に食べる。

だいぶ間伐したので今年の春は筍が沢山とれるだろう。

昼飯のあとは今年最初のアーチェリーを楽しんで、

そのあとも囲炉裏を囲んで和気藹々と仲間達との会話を楽しんだ。

今年もこんなふうにアーチェリーを楽しみ季節を楽しめたらいいと思っている。


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  豚汁、あとでうどんを入れて腹一杯。
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  12月にチェンソーで伐り倒した欅。こんな大きな木、素人がよく伐るよ(^^

 

幕山

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

 

正月でなまった体を動かしたくて、

ハイキング兼走りを楽しみに湯河原の幕山に出かける。

箱根駅伝の復路が走ってくるので1国は避け東名から小田原厚木と高速を乗り継いで、

湯河原へ。ここから山の方に走っていくと幕山公園がある。

梅林があって23月の休日はかなり混む。

幕山の中腹には幕岩という岩場があり、若い頃はここで岩登りのトレーニングをした。

短いが結構難しいルートもあって、

オリンピック競技のクライミングを自然のなかでやっているようなものである。

駐車場に車を停めて歩き出すが、どうも記憶と違う。

ここで岩登りしていたのは30年以上前だが、

その当時は幕山公園は整備中で木も少なかった気がする。

30年経てば木も大きくなるのだから、イメージと違っているのも当たり前か。

登山口から登り始め、右の梅林の方に行く。

紅梅が咲き始めていた。

その上が岩場で、見上げると取り付いて登っている人が結構いる。

あんなことを若い頃やってたんだなと思いながら脇を登っていく。


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  幕山
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 登山口 水仙が咲いていた
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 梅林 紅梅が咲き始めている
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  紅梅
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  梅林の上の岩場
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  30代前半あたりまであんなことをしていた

冬枯れの明るい雑木林のなかに九十九折れの道が続いていて、

途中、海に真鶴岬が突き出しているのが見える。

遠くには伊豆半島や初島も見えて眺めがいい。

登り始めて1時間で頂上に着いた。

登山口からの標高差は約400m

少し広めの台地状になっていて気分のいい頂上である。

頂上で昼飯を食べコーヒーを飲んでいたら、ボーダーコリーを連れた二人連れが

登ってきた。ゴールデンレトリーバを飼っていたので自然に犬に目がいく。

二人が座って昼飯を食べている前でお座りをして尻尾を振っているのが可愛い。


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  九十九折れの登山道
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  海に突き出している真鶴岬と湯河原の街
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  山頂
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  山頂の桜と真鶴岬

しばらくのんびりして登ってきた道をくだる。

予定ではラウンドして駐車場に戻るコースを歩くつもりだったのだが、

梅の咲いている道の方がいいということで元来た道を引き返した。

下山後、湯河原からコーナーの続く椿ラインを走って箱根に出、

しっかり走りも楽しんで帰ってきた。

山にも行けず運動不足の生活だったが、

とりあえずまだ標高差400mくらいはⅠ時間で登れるらしい。少し安心した。

今年は月に一度くらいはどこか日帰りでもいいから山登りをしたいと思っている。


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  椿ラインを走り登って大観山 向こうは芦ノ湖

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  走りの相棒シビック。
 別の日、息子が走りに行ったときの写真、場所は同じ箱根

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